[ ST JAPAN ネット グループ ] 1G〜4Gまでのモバイル通信の歴史 2020年の実用化に向けている新技術「5G(第5世代通信)」。ニュースでよく目にするようになったワードだが、現在の4Gとの違いや、どんな変化が起こるのかを把握している人は、まだあまり多くないようにも感じる。本記事では、「5Gが実現されたら私たちの暮らしはどうなるのか?」をわかりやすく解説する。日本に「携帯できる電話機」が登場したのは、1985年のこと。そこから、現在のスマートフォン用通信が可能になるまでの歴史を、まずは簡単に振り返ってみよう。 <1G:アナログ携帯電話> 日本初の携帯電話は「バブリー!」のギャグで大ブレイクした平野ノラが肩から提げているバッグのような「ショルダーフォン」だ。重量は約3kg。もちろん通話機能のみで、通信料も非常に高く、ビジネスユースがメインだった。 <2G:デジタル化> 1993年に2Gが登場。ネット通信やメールの接続が可能となった。通信料も大幅に下がり、一般家庭にも広まった。モバイル端末専用サイトが流行し、テキストメインだが気軽に閲覧できるようになった。 <3G:高速データ通信> 2Gまでは各国地域によってバラバラの通信方式だったが、3Gは国際規格。通話品質も向上、データ通信高速化が進み、動画やPCサイトの閲覧がストレスなくできるようになった。 <4G:スマートフォン用通信> 3Gよりさらに大容量・高速化通信が進んだのが4G。人口カバー率もほぼ100%で、グッと繋がりやすくなった。スマートフォンが爆発的に広まり、外での通信があたりまえとなった。サブスクリプションサービスや動画閲覧サービスが一気に普及することになった。 こう振り返ると、「5Gっていっても、結局は通信速度が速くなるだけでしょ?」と思われてしまいがちだ。しかし、5Gによって、私たちの生活に改革が起きる。 5Gのキーワードは「高速大容量」「低遅延」「低コスト/省電力」「多接続」 5Gは通信の高速化だけでなく、身の回りのありとあらゆるアイテムがワイヤレスでネットワークに繋がることになる。同時に多くの端末を接続できることから、IoT化が一気に進むと予測されている。 アキワ シンヤ ありとあらゆるアイテムがワイヤ